ウィンタースポーツの時期は間もなく終わりますが
前回記述の通り、自分は元北海道民でした。
しかもどちらかと言うと、降雪の少ない太平洋側に生まれ落ちたため、スキーというよりはスケートがメインだったんです。
2歳の段階でスケート靴を履かされるような街ですから、冬季の体育授業は当然アイスホッケー。学校のグラウンドに放水してリンクを作り、物置から共用の防具を出して、試合をするのです!
パックを飛ばして「そこっ、危ないべやヽ(`Д´)ノ」と先生によく怒られましたよ。
そんな環境で育ったため、国際試合やNHLを見て、ごく普通にヤジが飛び出てくるのは言うまでもありません(`・ω・´)
ですが、スキーもそこそこできますですよ。
冬期間の日曜って、野球中継よろしく昼間からスキーのジャンプ競技が普通に放送されたりしているので、必然的にウィンタースポーツ観戦のツボも体得できるわけです。
特に、札幌の大倉山シャンツェ(ドイツ語でジャンプ台のことをシャンツェと言う)で行われるジャンプ競技は見どころ満載。
長さ101m、最大傾斜角35度のアプローチから滑り出し、時速90kmくらいまで加速!
カンテ(踏切台)から133m下の着地点に向けて飛行します。
この着地点、最大斜度は37度で、一般のスキー場では絶壁とも言える角度。
それだけにカンテから飛び出した瞬間は、プロと言えども物凄い恐怖心に襲われるそうです。
この迫力は、ほんまたまりません!
スキーのジャンプ競技は、ジャンプ台から飛び出して飛んでいる時のフォームの美しさと、最終的な飛距離で得点が決まります。特に飛距離に関しては、
・P点
「ここまでは飛べるでしょう」というジャンプ台設計上の標準距離で、青ラインで描かれている。
大倉山シャンツェでは100mになっている。
・K点
昔は危険距離でしたが現在は得点加減の分岐点となっている距離で、赤ラインで描かれている。
大倉山シャンツェでは120mになっている。
・バッケンレコード
そのジャンプ台における歴代の最長不倒距離。
大倉山シャンツェでは平成14年に原田選手が打ち立てた141m。
この3つを知っておくと、実況も楽しく聞くことができるはずです。
そうそう、この大倉山シャンツェ、楽しみはこれだけじゃありません。
ジャンプ台の頂上から、札幌の街が一望でき、好天時は地平線まで見渡せるんです!
冬場は「ケッ、このクソ雪が!」と思っていても、ジャンプ中継で時折映し出される札幌の街を見ると、白銀に包まれたあまりの美しい街並みに、心を奪われてしまいますね。
自分にとって札幌の地を離れる際、この景色が後ろ髪を引かれた理由の1つであることは言うまでもありません。
と、まぁ……ここまでは普通にジャンプ競技の話ですが、このジャンプ競技に新たな種目が加わった話を。
1994年に原田博士が超ひも理論を応用した研究論文「特殊飛行有機体分裂論~愛のランデブー~(気温が氷点下の環境でV字飛行する物体の素粒子は、やがて分裂し安定状態を保つ、という画期的な理論。通称、ランデブー理論)」をイギリス「ネイチャー誌」で発表。
その後、1998年に人類初のスキージャンプ有人ペア飛行が成功し、翌年には3か国8チームによるスキージャンプ・ペアの初の公開試合が行われるに至ったのです。
2000年にはFIJ(国際スキー連盟)の正式種目として認定され、現在30か国にまで広がっています。
っと……ここまで普通に読んだアナタ。何かおかしいことに気付きませんか?
スキージャンプ・ペアですよ?
1本のスキーに2人で乗り、アプローチで時速90kmまで加速するとカンテから飛び出して……
まぁ、百聞は一見にしかず。
結構有名なのでご存じの方もいるでしょうが、とりあえずご覧アレ。
◆大倉山展望台
→大倉山シャンツェからの札幌の風景などが見れます。
◆スキージャンプ・ペア オフィシャルサイト
→旧サイトですが、ルールや沿革など詳細が記述されているので
先にご覧になることをオススメします。要FLASHプラグイン。
◆スキージャンプ・ペア実行委員会オフィシャルサイト
→最新情報はコチラから
◆サンプル動画(4分49秒、Realplayerによるストリーミング配信)
→通常のジャンプを見慣れた者にとっては、良い意味でツッコミ所満載!
ある意味違和感なく、味わい深く見ることができます。
Posted by ナカノヒト : 2005年03月11日 09:58 | コメント (0)