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「心にうつりゆくよしなしごと」について


「心にうつりゆくよしなしごと」について

<120>Society-社会 @の意味

私はメッセンジャーの名前表示の後に、必ずと言って良いほど「@」と自らの居場所を明記しています。
たとえば「ナカノヒト@自宅」などといった具合ですね。
この「@」は電子メールのアドレスなどでよく見かけるが、どのような意味なのでしょうか。


まずは、この記号の歴史から見てみましょう。
@は中世の修道士によって作られたものです。当時の意味はラテン語の単語「ad」の略で、文脈に応じて英語における「to」とか「toward」とか「near」とか「at」というような意味を示していたようです。

そして近世に入ると、「@」は単価を示す記号として小売店などで使われるようになりました。
1880年代にタイプライターのキーボードにも登場すると、これ以降の様々な文字入力インターフェイスにも組み入れられていくことになります。20世紀前半になると実質的に使われることはなくなりましたが、存在そのものを忘れ去られたかのように、ひっそりとキーボード上に残り続けました。
ところが、1970年代のテレタイプ・キーボード(電報発信器用のキーボード)に残っていた「@」が、コンピュータ史を変えるきっかけとなったのです。

このテレタイプ・キーボードは、コンピューター研究室の機材にも使われていました。
その研究室で、アメリカ国防総省からネットワークコンピュータの仕事を請け負っていたレイ・トムリンソンは、ネットワークに接続されたコンピューター間で、特にファイルを転送する方法を研究していました。
トムリンソンは、転送されたファイルが「他のホストユーザ('at' some other host)から送られてきた」ということを示すことがプログラム的に必要になったため、場所を示す前置詞「at」を意味する「@」を選んだのです。

こうして1972年、世界最初のメッセージが会社の一つのコンピューターから別のコンピューターへと送信されました。
この時、このメッセージファイルが他のコンピュータ(bbn-tenexa)から送られたことを示すため、世界初の電子メールアドレス tomlinson@bbn-tenexa が造られたのです。

つまり、メッセで私が使用しているのは「自分が置かれている場所」を示すのに使っているのです。
そこにステータスで状況を付与することで、完全に私の状態がわかるわけです。
たとえば「ナカノヒト@会社」で取り込み中ならば、「仕事しているから、つまらないことでは話しかけるな!」といった具合ですね。

従って、「@」の後ろに感傷的な詩的文句を加えたり、訳のわからない役職を加えるのは、明らかに国際的用法上の間違いであり、ある意味恥ずかしいことです。

心当たりのある方は、一度見直してみてはいかが?

いや最近、良い歳して「@」の後ろに感傷的文句をつけてる、「深層心理的構ってチャン」が増えてきて、痛いなぁ……
と思っただけなのですが(ぉ

◆スペースアルク at の意味

Posted by ナカノヒト : 2005年08月03日 12:45 | コメント (0)

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