草は風に従い、民は王法に従う~mixiに風は無い
今人気のmixiでこんな事件がありました。
mixi内で静かなブームとなっている「人工無能」というプログラムをご存じでしょうか。
これは特定のプログラムが、あたかも人間が語るかのように勝手に言葉をしゃべるというものです。
しかも使用を重ねることで語彙を増やしていきます。
この「人口無能」にmixiのIDを与えると、日記を書いたり、マイミク登録の人の紹介文や、日記へのレスを書くようになるのです。
事件は今年の4月に起こりました。
mixiの運営者から人工無能使用ユーザに対し、規約違反であるとの警告メールが届いたのです。
違反内容は「同一人の複数アカウント所持」「自動巡回ツールの使用」の2点。
その上で、アカウントを1つに減らすよう書かれていました。
運営者は規約に従って警告を発しているため、非常に妥当なものです。
この「人工無能」のID所持者は、この警告に従って「人工無能」のIDを削除すると、自らのMixi日記に書き込みました。
これも非常に順当です。
ところが、この「人工無能」IDへマイミクを登録しているユーザが一斉に反対し、警告撤回を求めて運営者にメールを送ったのです。
メールの数はおそらく数100にのぼっていると見られます。
このユーザの反応に対してmixiの運営者は、翌日に即「警告撤回」することを「人工無能」のID所持者に連絡。
併せて「過剰対応であった」と運営側に非があるような説明をしたのです。
こ れ で い い の か ? (;´д`)
技術的に見ると、複数IDの所持、自動巡回ツールの使用、共にサーバへ負担がかかる行為であると安易に想像できます。
運営的にも当初想定していた「健全なコミュニティの構築」というコンセプトから外れてしまいます。
だからこそ、運営側は規約に「禁止事項」として盛り込んだのでしょう。
ネットワークで不特定多数にサービスを提供するコンテンツにおいては、「いかに事故を減らすか」が至上命題です。
利用者が膨大だからこそ、想定できないバグ、不具合に追われます。
この「想定できないバグ」「不具合」に追われすぎると、最低限のサービスすら提供できなくなるので、「利用規約」という枠で、想定していたコンセプトに従った、健全なサービスの提供をはかるわけです。
中には「利用規約は企業の逃げ道だ!」という方もいるでしょう。
確かにそのとおり。
ですが、「できるだけ多くの方に健全なサービスを提供するための逃げ道」とも言えるのです。
だからこそ、例外を作ることは、将来にわたり自らの首を絞めるに等しい愚行なのですよ。
今回の事件で、mixi運営者の未熟さが露呈したと思います。
あまりに未熟すぎです。
私がこの運営者の上司なら、間違いなく始末書処分です。
運営側は絶対の根拠を持って判断すべきであり、その判断が当事者以外のユーザに良い結果をもたらすと信じて行うべきです。
しっかりした根拠があるならば、当事者からクレームが殺到しても、その判断は決して揺らぎません。
当事者以外のユーザに何らかの形で悪影響がある場合、また、コミュニティの秩序維持に響くと判断した上での「警告」ならば、どれほど抗議があったとしても、撤回しないのが「スジ」。
コミュニティの運営は、運営側の論理に基づくのではなく「全てのユーザ、それが無理なら最大多数の幸福を考えた運営」を考えることが大切なのです。
ユーザ視点で見ると、再び別の問題が出てきた場合、この「例外」を振りかざせば、mixi運営者が折れることは間違いありません。
逆に運営者が無視した場合は、この「例外」を引いて叩くと良いでしょう。
mixi \(^o^)/ オワタ!
Posted by ナカノヒト : 2006年06月13日 00:00 | コメント (0)