parsley, sage, rosemary and thyme
『三つ子の魂、百まで』とは、良く言ったものです。
母の影響で、幼稚園の頃~と言っても数10年も前~から、Simon & Garfunkelのレコードを聴いていましたが、小学校に入る頃には、自発的に聞き始めるほどにハマっていました。
この音楽趣味は年齢的にかなり不可思議なのですが、実はある曲に魅せられていたのです。
それは“Scarborough Fair”。
当時は意味もわからず、ただ純粋に旋律とハーモニーの美しさに何度も耳を傾けていました。
結果、クラシック音楽や欧州系民族音楽はもちろん、中島みゆき等のアコースティック方面へと傾倒していき、現在に至るようになったのです。
ロックの嗜好にしても、Queenなど、どこか旋律的なものを好む辺り、根幹に“Scarborough Fair”があるからだと思います。
“Scarborough Fair”の原曲は、スコットランドのスカボロー(Scarborough)という町を舞台にした、中世から伝わるバラッド(ballad : 物語や寓話のある歌で、殆どが破滅的な最後を迎えるストーリー。バラードとは違う)。研究者によると、アーサー王伝説に連なる“Elfin Knight(妖精の騎士)”という詩がベースになっているようです。
この詩を、吟遊詩人(Minstrel)が町から町へと渡り歩き、歌い続けていたのでしょう。
思えば、この曲の調査を通じて、スコットランドやアイルランドの文化にも興味を持ち始めました。
そんな数10年も聴き慣れた曲だけに、どんなに編曲されていようとも瞬時にわかります。
ついさっきも、ネットサーフィンをしている時にテレビから聞こえた“Are you~”の1~2音で反応。次の瞬間には、テロップで表示された“Say Ray”というアーティスト名を検索していました。
その結果、「トワエモア」の白鳥英美子&マイカの親子初コラボ作品だったことが判明。
そりゃあハーモニーも綺麗だよなぁ、と感心しつつ、なぜか『虹と雪のバラード』を思い出してしまいました。
15世紀に生まれた“Scarborough Fair”。
これからもきっとMinstrelたちによって、歌い継がれていくのでしょうね。
私がこの世を去るまで、いくつの“Scarborough Fair”が聞けるのか、楽しみですね。
Posted by ナカノヒト : 2007年03月12日 22:00 | コメント (0)