必殺!2007
※いつにも増してマニアックな内容です
東寺で『全地球的踊念仏』に参加していた(7/7記事参照)ため、録画していた『必殺!2007』をようやく鑑賞しました。
正直、中村主水しか期待していませんでしたが、フタをあけてみると案外Goo!
意外だったのは、東山と松岡の演技力です。
まだまだ及ぶまでもないが、東山には藤田まことの役回りを襲名させても良いのでは?とさえ思ってしまったのです。
主水(藤田まこと)の凄いところは、仕事中や自宅での『昼行灯』、町廻り中一瞬見せる『キレ者の顔』、そして仕事の時の『凄味』の3つを見事に演じ分け切れているところ。
これはどう考えても年季の成せる技だと思うのです。
もちろんあの『どんな人を当てても凄味を引き出す』ライティングによるところもありますけどね。
仕置人(1973年)の時、主水は今のような熟練した味はまだまだ感じられませんでした。
むしろ若さがあり、キツい冗句をカマしながら大立ち回りを演じていたのです。
それはまるで『必殺!2007』での東山のようなノリだったのです。
東山もまだまだ未熟ながらも『昼行灯(奉行書で)』『キレ者(手ぬぐいを手に加賀屋へ尋問)』『凄味(仕事中)』の3つの顔を見せ、大立ち回りを演じ、そしてキツい冗句(鳥山様が自分へ仕事を依頼、云々)をカマしていました。
そこから考えるに、これから10年間、断続的に東山メインで仕事人を制作していくと……まさに黄金期の主水に匹敵する姿が見られるかも知れない!
続いてTOKIOの松岡。
これはノリ的には念仏の鉄に近いかなぁ、と。
もちろん鉄にかなうわけは無いですが、東山同様今後に期待が持てそうです。
あと、関ジャニの大倉くんは、ひかる一平ということで……
他にも特筆すべきは、BGMです。
メインテーマのトランペットだけでアドレナリンが大噴出!
そして『主水のテーマ』はもちろんのこと、なんと『虎の会』のテーマまで、オールドファンなら鳥肌モノの名曲が続々出てきました。
下手にアレンジされちまうと、昔からのファンは萎え萎えになります。
その点、スタッフは心得ていたのでしょうね。
惜しむらくは2点。
しょぼいCGと画面の綺麗さ。
多分デジタル撮影の結果であろう、画質の綺麗さ。
既に構図と光で『絵』は完成しているのだから、あえてあそこまで綺麗な画質にしなくても良かったのでは。
多少アナログっぽい方が、時代劇の美学が映し出されるというものです。
次回作に期待!
Posted by ナカノヒト : 2007年07月10日 00:11 | コメント (0)