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「心にうつりゆくよしなしごと」について


「心にうつりゆくよしなしごと」について

<120>Society-社会 舞台の上は理想、舞台の下は現実

今日は15年ぶりに『必殺!仕事人』が放送される日でしたが、YMOとマイケル・ナイマンに惹かれて東寺(教王護国寺)のLIVE EARTHに行ってきました。

YMOの3人が揃うなんて今後はいつ見れるかわからない(前回は1993年)ですし、映画『ピアノレッスン』のテーマ曲で有名な映画音楽の巨匠マイケル・ナイマンの生演奏も、そうそう聞けるものではありません。
そんなわけで、今回もいつものツレと2人で行って来ました。


トップバッターはRIP SLYME。続いてUA、Bonnie Pinkなどがステージに上がりましたが、普段、私は彼らの楽曲はほとんど聞きません。
というのも、全般的に方向性が傾いているので、J-Popと呼ばれる類は、意識して聞く機会がないのです。
でもライブで聞いて、一緒に踊ってみるのも悪くないなぁ、と実感。
もっともっと単純に音楽を楽しむ姿勢で良いもんだと今更ながらに思いました。

ところが、です。
YMOグッズに身を包んだ人や、見るからにYMO『だけ』が目当ての人のほとんどが、RIP SLYMEらに対して全く無反応。
マイケル・ナイマンに至っては雑談する姿が多く見られました。
しかもラストのYMOが登場したとき、信じられない光景が目前で発生しました。

私らの数列前にいた、双眼鏡を片手にした男性が、前列の小柄な男性を右手で思いっきり払いのけるようにして突き飛ばしたのです。

突き飛ばされた男性は折りたたみ椅子と共に数メートル吹き飛び、周囲は一瞬騒然。
ところが何もなかったかのように、皆ステージに向き直ってしまいました。
私はあまりの出来事に衝撃を受け、思わず突き飛ばされた男性に声をかけて怪我の有無を確認。
突き飛ばした男性への威嚇の意も込めて、場合によっては近くにいる警察官へ届けるように言いました。

そこからは何もなかったのですが、これはあまりにもひどすぎです。
環境保護や世界平和のため、ノーギャラで活動をしているYMOのステージ前で、アーティストの意図とは全く真逆な惨劇が起こっていたのです。
まさに現代日本のエゴ『自分さえ良ければ良い』『他者のことは知らない』の縮図でしょう。

日本という国は、そして日本人という民族は、太平洋戦争の敗戦で何かを失ったとしか思えません。
『和魂洋才』の『魂』が、完全に欠落してしまったのでしょう。
同時に、『自己責任』と『人間らしさ』も失ってしまったような気がしてなりません。
また、『責任』『義務』と、『権利』を履き違えている、構ってチャンな『(自称)弱者』も増えています。

仕事でお世話になっている方(奥さんが東南アジアの方)が、こんなことを言っていました。

子供を大切にできない社会はだめだ。
遅かれ早かれ、国がダメになるだろう。


日本語が話せるようになって欲しい、と妻子を連れて帰国したまでは良いものの、学校でのいじめや外国人に対する奇異な視線で、すっかり参ってしまったとのこと。
奥さんは「日本はもっと良い国だと思っていた。みんな優しくて、勤勉で、だから豊かになった良い国だと思っていた。だけど今はそれが全て虚構だと思わざるを得ない」と、残念がっていたそうです。

本当に、ここは美しい国ですか?
私にもし子供ができたら、こんな国では子育てしたいとは思いません。
また、老後を過ごしたいとも思えなくなってきました。

Posted by ナカノヒト : 2007年07月07日 23:52 | コメント (0)

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