日本人向けイタリアワイン『私のワイン』
やや古い話で恐縮ですが、4月22日に行きつけの店 IL PACIOCCONE で行われたイタリアワインの試飲会に、いつもの京都在住のツレと参加してきました。
イタリアソムリエ協会の方(日本人!)を始め、イタリアからもワイン醸造家(イタリア人!)がいらっしゃるとのことで、非常に楽しみにしていました。
この日の主役は、最初から日本人を対象として作られた MIO という赤ワイン。
MIOとは、イタリア語の男性所有名詞で『私の』という意味です。
つまり、『自分自身のワインとして気軽に楽しんで欲しい』という醸造家やソムリエールの心が込められています。
まだ日本では発売されておらず、これから流通に乗り始めるワインなので、店頭で見かけたらぜひお手に取ってみてくださいね。
その他にも、日本未発売のワインの数々が持ち込まれたので、牧野シェフのフィンガーフードと共に舌鼓を打つこともできた上、醸造家とも話せたので、久しぶりの『生イタリア語』も楽しめました!
最後は一緒に写真撮影して頂いた上に(右写真)、図々しくもワインラベルコレクションの台紙を醸造家自身に直接書いて頂き、サインまで頂戴できたのです!
ワインラベルを収集していても、醸造家の方に直接書いて頂けるなんて、滅多にありませんよ!
このMIOは、世界でも名高いトスカーナ地方を代表するサン・ジョベーゼ種を使用した赤ワインです。
風味はと言うと、香りと言い、渋みと言い、まさにイタリアワインの典型的な個性。
それでいながら、地方ごとの濃~い特性までは持ち合わせていないんですね。
だから、このMIOを根本として枝葉を広げるようにバローロやモンテプルチャーノ、キャンティ・クラッシコ、更にはエトナと言った、個性的なイタリアワインへとつなげていくことができると思うのです。
細かいことを言うと、ヴィンテージが2005年のものはバリック熟成(経年した小木樽を使用した醸造)で、2006年のものはベース醸造(金属樽を使用した醸造)なので、微妙な違いも楽しめます。
私とツレの統一意見としてはバリック熟成がオススメでした!
また、イタリアソムリエ協会の日本担当者も関わっただけあり、日本料理についてもしっかりと考慮されています。
豚串のタレとか、生姜焼きなんかといった、日本の『タレ系肉料理』に絶対合うと思うのです!
イタリアワインと日本食のフュージョンも楽しめそうですね。
全くもって余談ですが、『フレンチ・パラドックス(フランスの逆説)』ってご存じですか?
これは、フランス人は喫煙率が高く、バターや肉など動物性脂肪の摂取量が高いのに、心臓病などの心疾患による死亡率が低い、という説。
同じ事はイタリア人にも言えるのですが、これはどう考えても、ワインを大量に飲んでいるが故なのです。
世界の年間平均ワイン消費量を見ると、ルクセンブルグが55.8リットルで1位。
続いて僅差でフランスの55.4リットル、3位がイタリアの51.1リットルです。
日本は、と言うと2.5リットルあまり。
自分自身に置き換えると、毎月最低4本は飲むので……750ミリリットル×4(本/月)×12(月)=36リットル
1か月で既に日本人の年間ワイン消費量を余裕でクリアしていますが、イタリアやフランスにしてみたら、まだまだです。
赤ワインって、動脈硬化やガン予防に有効なポリフェノール、アルツハイマーの予防に役立つ数多くのミネラル、高血圧予防に効果あるカリウムなど、健康的な成分が多数含まれています。
それらは1日あたりワイングラス2杯程度で充分摂取可能なので、ぜひ皆さんも日々の夕食に大切な人と赤ワインを楽しんで頂ければと思う次第です。
◆IL PACIOCCONE
ギルドの解散式で借り切ったお店です。
ツレと良く行くのですが、パスタが本場のal dente(アル・デンテ:やや堅め)で、メインの料理も実に高センス!最低月1で伺っているお店です。
オーナーの牧野さんは、私の知る中では、イタリアの心とセンスを持った数少ないシェフの1人です。それでいて、職人気質。その料理には毎回唸らされます。
◆Associazione Italiana Sommeliers
イタリアソムリエ協会日本支部のWebsite。
5年の飲食店経験を求める日本とは違い、日々ワインを楽しむための協会認定ソムリエ資格が7週間程度で取得できます。
イタリア国内で既に数万人いるというほど、裾野が広いのです。
Posted by ナカノヒト : 2008年05月06日 21:34 | コメント (0)