To kill one's boredom...RO

「心にうつりゆくよしなしごと」について


「心にうつりゆくよしなしごと」について

<250>Vivere-生き方、人生観 <270>Terremoto-ラクイラ地震 イタリア地震の現地情報

既に何カ所かに転載されている記事ですが、今回の地震の現地情報の一環として、また、イタリア人の(強いて言えばヨーロッパ人)の価値観が垣間見える貴重な記事なので、改めて転載させて頂きます。

お気づきの方もいるかも知れませんが、数ヶ月に渡り支援だ何だと騒いだ某国の大地震と違い、イタリアでの震災に関する国内メディアの反応が異常なほどに希薄です。
特にア●ヒ系列では、億単位の使途不明金で一気に悪名が高くなった『ドラ●もん募金』など、一切展開していません。

反日系アジア国家の震災には過敏に反応したあげく、既に途上国とは言い難い国力を持つ国に媚びて義捐金を送りまくるのに、親日国で先進国だからと言って沈黙を通すのは、私は納得がいきません。
従って、このブログでは可能な限り継続して、現地情報を集約してお届けいたします。
まぁ、私自身の親伊というスタンスも当然ありますが、嫌われている国・人々より、親しまれている国・人々の応援をはたくなるのが心情ってもんでしょ?


転載させて頂く記事ですが、かなりの長文なので、読みやすくなるように以下の点だけ手を加えました。
内容は一切改変していません。そのため、一部日本語の混乱が見られる部分もそのままにしています。

 1.改行を入れました
 2.句読点を整えています
 3.半角カタカナを全角に整えました
 4.後カッコが抜けている部分を補いました
 5.感銘深い部分や、経験上納得できるは太字にしています
 6.現地写真としてイタリアの大衆紙 la Repubblica より、写真をお借りしています
  写真画像の権利は、全て la Repubblica が保有しています
  (c)Divisione La Repubblica Gruppo Editoriale L’Espresso Spa - P.Iva 00906801006

記事は以下のサイトより転載させて頂きました。ありがとうございます。

◆2chコピペ保存道場
 http://2chcopipe.blog122.fc2.com/

◆続・妄想的日常
 http://mousouteki.blog53.fc2.com/

また、日本からできる募金などの各種支援については、当ブログ内の以下エントリーにまとめています。

◆To kill one's boredom...RO 【お願い】イタリアの地震について
 http://www.cyberfactory-net.com/fumi/2009/04/09/post_276/


495 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2009/04/08(水) 13:21:45

【イタリア現地実況1】
日本人ですが現地からです。地震の起きた街に滞在しています。
今は救助の為旅行を一時中断しています。瓦礫の山に人が大勢埋まっているのに処理班が全然足りないので自分や他の観光客も、旅行をキャンセルして救助を手伝っている状態です。

実際の被害は物凄いです。
5Fの高さの建物はぺっしゃんこに潰れていたりして悲惨な状況ですが、ここはヨーロッパなので、テントや食料に関してはほとんど問題ないようですが、瓦礫処理が余震が酷くて進んでいません。

かなりの数の観光客も逃げる人は殆どいなくて、みんななにかしらの役に立つ方法を考えやっています。
レスキュー隊に聞いてもぜひ手を貸して欲しいとの事なので(イタリアだから可能?)取り敢えずやっています。

数人のイタリア人に一つの事を聞いてみました。
それはなぜ地震国なのに、倒壊しそうな古い建物を補強なりしないのですか?と。
驚いた事に全員(全員です)がこう言いました。

『イタリア人は、危険や命よりも美しい町並みを優先にする。
危険より美しい町並みを後世に残す。今までもそうやって歴史を繋いで来た。
なぜならイタリア人とは、そういうものです』

この言葉にすべての答が詰まっているような気がしました。

次に義援金関係の事に触れておきますね。
お金の余裕のある方は義援金なども、日本のイタリア大使館などに託せると思います。
お金の余裕がない方は、被災者の人達に、励ましの手軽などを書いてイタリア大使館や領事館などに託してもよいのではないかなと思います。
食料等の物資の状況は見たところそんなにシリアスな状況ではなさそうです。
義援金プラス手紙、または手紙だけでも必ず届くと思います。

あと最後に、現地で見かけた日本人は数10人ですが短期間の日本人旅行者の人達が、自分達の旅行を投げうって救助活動の手伝いをしています。

自分は言葉が多少理解出来るので不自由はありませんが、短期間滞在の日本人旅行者達は、言葉の壁を乗り越えて、食事の手伝いやお年寄り、子供の世話、更には仮設トイレの掃除等を普通の事のように笑顔でやっているのを見て、心から感激しました。

イタリア人達も皆口々に『日本人が一番誠実かつ優しさを持って助けてくれています。何世代にも渡って責任を持ってこの親切を伝え続け語り継いで行きます』と言っております。
では次に書き貯めた分のレポを送ります。さようなら。 現地日本人


497 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2009/04/08(水) 13:23:45

【イタリア現地実況2】
人々はからは建物の補強が足りないとか、国の基準はなってないといった声は一切聞こえません。
話しを振っても首をすくめて両手を上にの例のポーズ。
おそらく美しい物が再優先という感覚が2000年以上前からの経験の積み重ねた末の常識としてあるようです。
家が完全崩壊した人も規格や建物の安全基準に対して文句を言ってる人は皆無です。
イタリア人の美意識恐るべし、といった感じです。

彼らいわく、この土地の下には昔地震や災害で埋まってしまったポンペイの街のような町並みが埋まっていて、歴史とはそういう物だという感覚が染み付いているようです。
個人的には凄い考え方をする人種だなと思いましたが、ヨーロッパ人はみんなそういう感覚だと他の国からの旅行者達も言っています。
おそらくキリスト教の運命論的な物を人達の根っこの部分に持っているからかなと、思いました。

それにしても彼らの美への意識、尊敬というものは、殆どそのまま彼らのアイデンティティに直結するものだと、今回は学べた気がします。
日本ではどのように報道されているか知るよしもありませんが、単に被害状況以外にも、色々な人種的な違いが興味深いです。

あと、泊まっているホテルも、宿泊客全員一致で自分達の部屋を、家を失った被災者達に提供したり(お年寄り、妊婦、病人、子供達を部屋の中に)持っているテントを中庭に提供して健康な人達とシェアーしていますし、ホテルも勿論無料になり食事も無料で被災者達や私達に提供しています。

食べ物、飲み物は全然問題がない事と、イタリア人は表向き裕福ではないと言われていますが、資産保有その他、隠し財産を持っているので、飢えや病気に関しては心配いらないようです。

自分は今ヨーロッパを2年間かけて放浪中なのですが、日本との地震や建物の安全へ対する考え方やとらえかたの違い、歴史感の違いが分かって興味深い時間を過ごしています。

あとレスキュー隊や消防士へのリスペクト(注:「尊敬」の意)の度合いが非常に高い事に驚きました。
警察=泥棒はよく聞きますが、消防士に対しては凄い尊敬がありますし、実際に瓦礫の非常に危険な場所にも、胸でサッと十字を切ってどんどん突入して行きます。

取り敢えず次にすぐ書き貯めた現地実況3を送ります。
ではさようなら。現地日本人より。


499 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2009/04/08(水) 13:25:51

【イタリア現地実況3】
実際の現場でいくつか感じた事を無造作に書いてみますね。

①イタリア人や欧米人は、建物の安全や規格よりは美しさを選ぶという事です。国が定めた規格、基準決まりといった物に対してのアレルギーが根底にあるようです。
②安全なコンクリートジャングルに住むなら、死んだ方がましという考えで、生まれ育っている。
③自国の政府や警察機構は全く当てに出来ないという感情を持っている。(年齢、性別問わず)
④消防士やレスキュー隊には、全面的に尊敬、尊重がある。
⑤消防士やレスキュー隊は国からの指示よりも現場の状況、状態優先で指示作業している。
⑥イタリア人は皆バラバラのイメージがあるが、物凄い団結力を見せる時がある。
具体的には、男は全員救助活動に手を貸し、女性は食べ物や子供達の世話などの完璧な役割分担。
⑦危険な場所で入ってはいけない立入禁止区域でも勇敢な人が行くというと誰も止めない。
(レスキュー隊がいない場合)あとでどうこう細かい事を言う人は一人もいない。

⑧最後にお国柄の違いが分かりやすい例で見る事が出来たので、書いておきます。
大人が困難な状況にいる子供やお年寄り、動物に対して物凄く優しいという一例です。


500 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2009/04/08(水) 13:26:58 0

実際見て驚いたのは、完全倒壊した建物の中に人は残っていなかったが、飼い猫が居るはずだと子供が泣いていたら、ベロンベロンに酔っ払った爺さんがサッと胸に十字を切って瓦礫に突入し、20分位経過したらなんと猫の首根っこを掴んで真っ白になりながら出て来た。
更に驚いたのは、誰も爺さんを止めなかった事です。
自分は危ないから止めた方がいいのではと、隣にいたオヤジに聞いたら

『爺さんは男だろう。男が自分でやると決めたのだから誰にも止める権利はないのだ』

と言ってた。

そして猫を救助して、みんな拍手喝采。
子供は爺さんに抱き着いて一件落着と思ったら、なんと爺さんまた瓦礫に突っ込で行き、なんと子供のボロボロになった、正体不明のぬいぐるみをなぜか口にくわえて出て来た。
爺さんが子供に一言
『これで寂しくはないよ、もう大丈夫だ』と言い残した後、大袈裟にぶっ倒れてしまい、それを見たみんなが、なぜか爆笑していた。
爺さんは住民が差し出したワインを持ってフラフラしながら、どこかへ歩いて行ってしまいましたが、ヨーロッパ人の本質をあらわしているなと思いました。


93 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2009/04/08(水) 02:25:55 ID:7zDkqZA0O

【イタリア現地実況-4被災地で感じた事】
イタリア人の奥底と観念として、建造物は必ずいつかは壊れてこの世から消え去るという運命だという非常に強い観念があるようです。
今ある建造物や町並みの形状が美という観点から、これ以上美しい町並みや建造物にはならないというレベルまで、長い年月を掛けて熟成されて来たので地震や災害の後でも全く同じ造りの建造物を築くそうです。

今の建築様式はもう1500年位前に確立されていて、現代風の安全重視の建物にはならない、というか誰も欲してはいないというのが、建築物を造る方向には向かわないだろうと言います。

彼らいわく、自分の世代だけを考えて建造物を造る段階は既に何百年も前に何度も試し、失敗や成功の末、今の形状に到達したから、これ以上のレベルの美しい町並みや建造物を造るという概念がないのです。

既に建築や町並みの美の基準に関して一定の基準に到達していると考えているので、この震災後でも何十年後には今と変わらない街並が蘇るのみと考えているようです。

ですから自分達の家を失っても心の奥底では、また一から造り直せばよいと納得している感があるせいか、極端に絶望的になっている人は見当たりません。
これは観察した感想として老若男女どの世代にも浸透している観念で、既に文化と呼べ程熟成された概念だなと関心しました。

日本の町並みは昔からの雰囲気が無くなってしまいましたが、今はトライ&エラーの最中にあると彼らは言います。
イタリアでも過去に便利優先の町並みを何度も造った末、今に落ちついたと聞きました。
月並みの感想ですが、その感覚がヨーロッパ人なんだなと思いました。
ですから、被災者の人達も未来に極度の不安を感じない余裕を各自が持っているように感じました。

今回たまたま災害に直面しましたが、不謹慎ですけれど色々と学ぶ事がありました。
あとは日本の災害時の日本人達も実に立派な振る舞いもここに居てよく理解しました。
実際見かけた日本人は10数人ですが、皆非常に献身的に手助けをしています。
ここのイタリア人達は日本人の事を今後何千年と語り継ぐ事でしょう。
では次のレポを送り食事が済んだら自分に出来る事をやってきます。さようなら。



引き続き現地の確定情報が入りましたら、集約して掲載していきます。
あくまで確定情報なので、確認等のためにタイムラグがかかるやも知れませんが、ご理解下さいませ。

Posted by ナカノヒト : 2009年04月12日 11:38 | コメント (0)

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